2023-06-13
不動産を売却する際には、売買契約書などさまざまな書類が必要となります。
その中で、特に売主が注意しておきたいのが「告知書」と呼ばれる書類です。
多くの売主の方が記入方法に悩む書類でもあるため、不動産売却を検討の方は早めに確認しておくと安心です。
今回はそんな告知書とは何か、記入方法や注意点について解説します。
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告知書は、物件状況報告書とも呼ばれ、不動産売却時に提出を求められる書類です。
不動産の設備や機能といった欠陥などの瑕疵(かし)を、買主に伝えることを目的としています。
告知書では、水回りの設備に故障がないか、雨漏りがないか、シロアリの被害がないかなど、細かに設備の状況をまとめることが必要です。
告知書で設備の欠陥を伝えなかった場合、後々買主とトラブルになるリスクもあるため、正しく書類をまとめましょう。
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告知書を記入するのは、不動産の売主が基本です。
仲介業者が記入方法や告知書のテンプレートを用意してくれることもありますが、記入については売主がおこないます。
設備の欠陥や修繕した箇所などは、売主にしか知からないケースがほとんどです。
設備に欠陥がないか、過去にどこをどのように修繕したかなど、責任を持って告知書に記入しましょう。
正しく設備の欠陥などを買主に伝えなかった場合は、契約不適合責任や損害賠償請求のリスクを負うケースもあるため注意が必要です。
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まず、告知書の記入は仲介業者に任せるのではなく、売主が責任を持っておこないましょう。
設備の欠陥や修繕した箇所は仲介業者では分からないことが多く、誤った記入でトラブルに繋がることもあります。
次に、販売開始前に告知書の記入を済ませておくと安心です。
提出のタイミングが近づいてから急いで記入をすると、記入漏れが発生するリスクもあります。
告知書に記入を漏らした欠陥が後々発覚すると、売主が責任を負うリスクがあるためご注意ください。
また、販売開始前に記入を済ませておくと、不動産の購入を希望する方に詳細を説明する際にも活用ができます。
最後に、対応状況を細かに告知書に記入しましょう。
たとえば、古い設備であっても、いつどのような修繕がおこなわれたのか明確に記入があると、買主も安心して不動産の購入ができます。
現在は解決しているからといって、過去に発生した欠陥を記入しないと、後々トラブルになることもあるので注意しましょう。
買主が安心して購入できるように、そしてトラブルを未然に防ぐためにも、対応状況まで細かに記入する必要があります。
不動産売却の際、必ず売主が記入する必要のある告知書。
仲介業者に任せるのではなく、売主の責任で漏れなく記入することで、後々のトラブルを回避できます。
今回ご紹介した記入方法や注意点を参考に、正しく告知書を記入しましょう。
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