2023-06-13
築年数の古い住宅は、設備や室内外の劣化に応じて売却価格が低くなるのが一般的です。
しかし、築10年程度の一戸建ての場合だと、どれくらいの価格で売れるのか分かりにくいかもしれません。
そこで今回は、築10年の一戸建てを売却する際に知りたい相場価格・売却のコツ・売却時の注意点を解説します。
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築10年の一戸建ては、新築時の50%が売却における相場価格だといわれています。
その理由としては、木造一戸建ての法定耐用年数が22年であるため、法的な価値が半分程度と判断されるからです。
また、新築時には新しかった設備が古くなり、交換や修理が必要になる時期であることも、相場価格が低くなる理由の1つとなります。
もちろん、誰も住んだことのない新築や築浅物件に対する人気の高さから、築10年の一戸建ての需要が低いという理由もあるでしょう。
ただし、中古住宅の価値を左右するのは築年数だけでなく、最寄り駅までのアクセス・立地の良さ・建物の構造・間取りなども含めて総合的に判断します。
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需要のあるエリアなどの場合、売り出し価格を相場価格と同程度にすれば、それほど時間をかけずに買主を見つけられます。
しかし、売却を急いでいない場合には、希望価格にこだわって高値で売り出すのも有利な売却のコツです。
また、買い手候補に実際の室内を見学してもらう内覧をおこなう際、少しでも好印象を残せるよう準備することもコツといえます。
内覧の際には、玄関や水回りの清掃・室内の換気と消臭・室内の明るさなどに気を配りましょう。
そのほかにも、売却を急がずに余裕のあるスケジュールを立てることもコツの1つです。
一般的な一戸建ての売却期間は4か月から6か月程度ですので、売却完了を目指す時期の6か月ほど前から準備を開始すると良いでしょう。
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購入時に住宅ローンを組んでいる場合、売却時点での住宅ローンの残債に注意しましょう。
基本的に、不動産の売却時には住宅ローンの完済が必要なので、売却価格や自己資金で住宅ローンの残債を支払えるかチェックしてみてください。
また、中古住宅の売買契約時に把握していなかった不具合が見つかると、引き渡し後であっても契約不適合責任を追及されることも注意点です。
不具合が見つかると代金減額請求や契約解除となるケースもありますので、あらかじめ住宅診断をおこなうことも検討してみてください。
さらに、有利に売却するためにリフォームをおこなっても、思うような効果が得られないケースにも注意が必要です。
リフォーム費用を上乗せすると買い手が付かないリスクもありますので、注意しましょう。
築10年の一戸建てを売却する際には、新築時の50%程度が相場価格とされています。
有利な売却を目指すならば、内覧の準備や売却のスケジュールを考えると良いでしょう。
住宅ローン残債や契約不適合責任などには注意して、築10年一戸建ての売却を進めてください。
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