2023-11-28
一般的に、一戸建てと聞くと平屋や2階建て住宅を想像する方が多いです。
3階建ての住宅は数が少なく、特有のデメリットなどもあるため、売却が難しいとも言われています。
そこで今回は、3階建ての特徴と売却しにくいとされる理由、売却のポイントを解説します。
一戸建ての売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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3階建て住宅の特徴は、まず駅近で立地が良いケースが多い点です。
駅周辺は商業系の用途地域となっているケースが多く、高さや斜線制限などの規制が緩やかな傾向があるので、3階建ての住宅が立てやすくなっています。
また、狭い土地に建っていても、延床面積が広いのも特徴です。
家の敷地面積が狭い場合でも、3階建てだと実際の家の広さにあたる延床面積は広くできます。
ほかに、高さがある点も特徴のひとつです。
平らな陸屋根にして屋上を設け、天体観測ができるようにしたり、子どもの遊び場にしたりと、高さを活かした住まいづくりができます。
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3階建て住宅が売りにくいとされる理由は、まず上下移動の負担が大きいためです。
縦空間を意識した暮らしとなり、必然的に上下階の行き来が多くなるので、家事などで移動が大変なイメージを持たれやすいです。
とくに高齢者や小さな子どものいる家庭だと、転倒によるケガのリスクが高いので、購入を敬遠されます。
そして、メンテナンス費用が高額になりやすいのも、売却が難しいとされる理由です。
3階建てだと水道管や電気配線、ガス管などが上下に配置されていたり、高さのある足場が必要になったりする影響で、費用がかさみやすくなります。
また、ターゲットとなる客層が限定的である点も理由のひとつです。
生活を送るうえで3階建てでないと困るケースは少なく、わざわざ3階建て住宅を探している方はあまりいません。
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3階建て住宅を売却する際には、エレベーターの設置可否がポイントです。
エレベーターなど昇降を補助する設備が設置できるのであれば、シニア層にも売り出せるので、買主が見つかる可能性が高まります。
また、耐震診断を実施するのもおすすめです。
建物の高さがある分、耐震性の面で不安を感じる方は多いです。
前もって耐震診断をおこない、耐震性能が十分であると証明できれば、買主の安心感につながります。
ほかには、事業用として売り出すことを検討するのも良いでしょう。
事業用であれば階数が多いほど収益性が高まるので、民泊やテナント、介護施設での需要が得られる可能性があります。
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以上、3階建て住宅について、売りにくい理由と売却のポイントを解説しました。
3階建てだと延床面積が広く、高さを活かせるものの、移動の負担などが原因で売却が難しいとされています。
売却にあたっては、耐震診断をおこなう、事業用としての売却を考えるなどのポイントも押さえておきましょう。
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