2024-01-09
土地の一種である「底地」は、通常の土地と同じく、必要に応じて売却が検討されています。
しかし物件の特殊性から、売却するとどうなるのか、どのように売り出すのかなどはあまり知られていません。
そこで今回は、そもそも底地とは何かにふれたのち、売却のメリット・デメリットと方法をご紹介します。
\お気軽にご相談ください!/
底地とは借地権が付いた土地であり、簡単にいえば地代と引き換えに誰かへと貸している土地、いわゆる貸地を指します。
貸し借りされている土地は借地とも呼びますが、これは借主視点の呼び方であり、地主視点で借地とはいいません。
貸し出した土地は以後、借主が自宅などを建てて日常的に使用するため、地主でも自由に使えなくなります。
しかし土地の所有権に変更はないため、固定資産税の納税義務は地主に課せられます。
▼この記事も読まれています
旗竿地の売却はなぜ難しい?売却するための方法とは
\お気軽にご相談ください!/
底地を売却するメリットは、まず固定資産税の納税義務がなくなり、以前よりも家計が楽になることです。
また、底地を手放しておくと、所有者でも自由に使えない不動産が相続財産になる事態を避けられます。
使いにくい不動産は相続時にも人気がなく、誰が引き受けるかで遺族同士が揉める場合もあります。
現状での底地の賃貸収入がそこまで高くないなら、早めに土地を手放したほうが安心です。
一方のデメリットは、底地は使い勝手の悪さから資産価値が低く、売り出しても高値がほとんど期待できないことです。
あわせて、底地を手放すと自分が地主ではなくなり、借主から地代を得られなくなります。
▼この記事も読まれています
土地の査定方法の一つでもある公的評価とは?道路や形状も関係してくるのか
\お気軽にご相談ください!/
底地を売却するときは、現在の借主である借地人に売り込むのがおすすめです。
土地の所有権を得ると地代の支払いが不要になるなど、借主にとって借地の買取にはメリットがあり、購入を持ち掛けるとスムーズに話がまとまる可能性があります。
また、地主と借主とで底地と借地権を一部交換し、それぞれが単独所有する土地を作る「等価交換」もひとつの方法です。
等価交換によって作った借地権のない土地は、普通の土地として自由に売却できます。
このほか、借主の同意を得て底地と借地権をまとめて売り出すと、買主にとっては普通の土地となり、売却のハードルが下がります。
ただし、借地権とまとめて売り出すには借主の同意が不可欠な点には注意が必要です。
▼この記事も読まれています
土地を相続する際に起きるトラブルとは?相続税や登記を平等に対処する方法
底地とは、誰かに貸して地代を得ている土地であり、貸地とも呼びます。
売却すると固定資産税の納税義務がなくなるうえ、将来の相続トラブルも防止できますが、資産価値の低さから高値は期待できません。
売却方法としては、借地人に売り込む、等価交換をおこなってから売り出すなどが挙げられます。
藤沢市の不動産売却・相続・住み替えなど不動産のことなら藤沢不動産売却サイトにお任せください。
藤沢市及び隣接の市区町村、横浜市・茅ヶ崎市・鎌倉市・綾瀬市・大和市・寒川町・海老名市で不動産売却をご検討中の方は、弊社までお気軽にお問い合わせください。
住宅ローンの返済額や総返済額を減額したい!返済の負担を減らす方法とは
原野商法とは?原野商法の二次被害やそれを防ぐ方法をご紹介
家が売れない理由は?ストレスを感じてもやってはいけないことを解説!
隣人に土地を売ってほしいと言われたらる?知っておきたいことをご紹介!
この記事のハイライト ●インスペクションは、建物を知り安全に取引する目的でおこなう●インスペクションは売却活動開始前におこない、不合格の場合は修繕をおこなうか検討してから売...
2022-08-09
この記事のハイライト ●遠方の不動産売却では、契約書の持ち回りや代理契約といった選択肢がある●売却活動中は、不動産会社からの報告書が重要な情報源となる●計画的に売却を進める...
2022-09-06
この記事のハイライト ●不動産売却前のリフォームが不要な理由は、ニーズに合わず費用を回収できない可能性が高いから●リフォームが必要なケースは、重要な設備が壊れている場合や、...
2022-09-06
不動産の相続をする予定の方なら「成年後見制度」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。 成年後見制度は大きく分けて「任意後見」と「法定後見」の2種類ですが、それぞれの特徴を把握しているで...
2023-06-06
手持ちのお金がないからとの理由で、家の売却を検討する方は少なからずいます。家の売却を成功させるためには、家を売る方法や売却に際して必要となる費用などを知っておくことが大切です。そこで今回は、お金がない場合に家を売る方...
2024-07-23
誰も住んでいない実家を相続したなどの理由で、空き家を所有している方は少なくないかと思います。そのような場合は、「空き家でも火災保険は入る必要があるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、...
2024-07-16
不動産の売買においては、不動産売買契約書が必要になります。しかし、なぜ不動産売買契約書が必要になるのかは疑問に思うところではないでしょうか。そこで今回は、不動産売買契約書が必要な理由と、間違われやすい重要事項説明書と...
2024-07-02
売却したい不動産を査定してもらうと「不動産査定書」を作成してもらえます。日常生活で目にするものではないため、どのように見れば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、不動産売却において目にする不動...
2024-06-11