2024-07-09
不動産を相続する予定がある場合、相続について調べるなかで、さまざまな手続きがあってややこしいと感じる方も少なくないかと思います。
また、数多くある手続きにはそれぞれ期限があるため、なかなか把握しづらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産相続の手続きである「名義変更(相続登記)」「相続税申告・納付」「準確定申告」それぞれの期限について解説していきます。
\お気軽にご相談ください!/
不動産を相続した場合には、不動産の名義を変更するための「相続登記」が必要ですが、これまではおこなわなかった場合の罰則はありませんでした。
しかし、2024年4月1日施行の法改正によって、現在では相続登記は義務化されています。
期限は、「不動産取得を知った日から3年以内」もしくは「遺産分割協議成立日から3年以内」です。
また、義務化される前に不動産を相続している場合は、施行日から3年以内(2027年3月31日)までが期限となります。
相続登記の義務化によって、期限内に手続きできない場合は「10万円以下の過料」が発生する可能性があるため、注意しましょう。
▼この記事も読まれています
相続税の取得費加算の特例とは?併用できる税制もご紹介
\お気軽にご相談ください!/
不動産を相続した場合には、「相続税」を申告し、納めなければなりません。
相続税の申告と納付の期限については、どちらも「亡くなった日を知った日の翌日から10か月以内」と定められています。
基本的には、「亡くなった日を知った日」と「死亡日」が一致するケースがほとんどです。
しかし、失踪によって死亡が確定された場合や、疎遠になっていて死亡を把握していなかった場合も考えられるでしょう。
その場合は、相続人が「死亡を把握した日」の翌日から10か月以内が期限となります。
▼この記事も読まれています
不動産相続における数次相続とは?数次相続が発生した場合の注意点を解説!
\お気軽にご相談ください!/
準確定申告とは、亡くなった方の収入に対して、相続人が代わりに確定申告をおこなうことです。
通常は、毎年1月から12月までの1年間分の所得に対して確定申告をおこないますが、年の途中でなくなった場合、確定申告をおこなえません。
そのため相続人は、亡くなった方の1月1日から死亡日までの収入ついて、「4か月以内」に準確定申告をおこなう必要があります。
なお、申告先は「亡くなった方が生前に住んでいた住所の管轄税務署」です。
▼この記事も読まれています
成年後見人による不動産売却の方法とは?手続きの流れを解説!
不動産の相続登記は、2024年4月1日以降義務化されており、不動産取得を知った日から3年以内、もしくは遺産分割協議成立日から3年以内が期限です。
相続税の申告と納付の期限は、どちらも「亡くなった日を知った日の翌日から10か月以内」とされています。
また、相続人は亡くなった方の1月1日から死亡日までの収入について、4か月以内に準確定申告をおこなわなければなりません。
藤沢市の不動産売却・相続・住み替えなど不動産のことなら藤沢不動産売却サイトにお任せください。
藤沢市及び隣接の市区町村、横浜市・茅ヶ崎市・鎌倉市・綾瀬市・大和市・寒川町・海老名市で不動産売却をご検討中の方は、弊社までお気軽にお問い合わせください。
検査済証がない場合でも不動産売却は可能?検査済証の重要性を解説
ローン残債がある不動産を売却!抵当権の基本と売却の方法・注意点を解説
不動産の買取とは?成功するためのコツや押さえておきたい注意点も解説
不動産売却を知られたくない!気付かれずに売却を進める方法をご紹介
親などから財産を相続すると、その財産の価値に応じて相続税がかかってきます。 相続税は現金による納付が必要なため、もし現金化の難しい土地を相続してしまうと相続税の納付が難しいかもしれません...
2023-10-17
実家を離れて生活している方のなかには、そろそろ実家じまいをしなければならないと考えている方も多いと思います。しかし、いったいどこから手をつければ良いのか、どのように進めれば良いのか途方に...
2023-12-19
土地を相続する予定がある方にとって、相続税の支払いは頭の痛い問題です。相続税は現金で一括納付する必要がありますが、現金が手元になくどうしても納税できない場合の対処法として「物納」がありま...
2024-01-16
空き家となっている不動産を相続すると、どんな問題が起こるのでしょうか。管理費や固定資産税などのお金の負担が増えることをイメージする方もおおいでしょう。放置された空き家は、火災や犯罪の原因...
2024-02-20
誰も住んでいない実家を相続したなどの理由で、空き家を所有している方は少なくないかと思います。そのような場合は、「空き家でも火災保険は入る必要があるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、...
2024-07-16
不動産の売買においては、不動産売買契約書が必要になります。しかし、なぜ不動産売買契約書が必要になるのかは疑問に思うところではないでしょうか。そこで今回は、不動産売買契約書が必要な理由と、間違われやすい重要事項説明書と...
2024-07-02
売却したい不動産を査定してもらうと「不動産査定書」を作成してもらえます。日常生活で目にするものではないため、どのように見れば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、不動産売却において目にする不動...
2024-06-11
海外への赴任や移住がきっかけで、日本国内に所有する不動産を売却しようと考える人も多いです。日本国内に居住していない人は「非居住者」として扱われますが、非居住者でも不動産売却はできるのでしょうか。今回は不動産売却の可否...
2024-05-07
売却したい建物の検査済証がない場合、不動産売却がスムーズに進みにくくなるのをご存じでしょうか。この検査済証は建築計画が法令に適合していることを示す公式な証明書類であり、書類には建物の構造や使用材料、工事の過程などが明...
2024-12-24
不動産売却を検討している方のなかには、さまざまな不安や懸念を抱えている方もいます。とくに心配されることが多いのは、送電線のすぐ下に家があるといったお悩みです。今回は、送電線下にある不動産の売却を検討している方に向けて...
2024-05-28
ファミリータイプのマイホームを購入した場合、子どもの独立などで老後に家族構成が変わると、家が広すぎるせいで困ってしまいがちです。この場合は、より適した間取りへの住み替えをおすすめします。今回は住み替えをおすすめする理...
2024-05-14
不動産売却の際はさまざまな書類が必要で、そのなかのひとつに「登記簿謄本」があります。では、登記簿謄本とはどのような書類で、いつ必要になるのでしょうか。今回は、それらの疑問を解決するとともに、登記簿謄本の見方についても解説...
2024-02-06
不動産を売却したいとき、ローン残債をすでに清算できているかどうかは大事なポイントです。しかし、不動産の売却にローン残債がどう関係するのか、返済途中だと何か問題が起きるのか、疑問に感じるところでしょう。そこで今回は、基...
2024-11-26
小規模宅地の特例とは、一定の条件を満たしている不動産の相続において、その相続税を大幅に削減できる制度です。しかし、特例は自動的に適用されるものではなく、状況ごとに必要な書類を集めたうえで手続きをおこなわなければいけません...
2024-04-30
不動産を売却すると一時的に大きな額の現金を手に入れることになりますが、その後に税金の支払いが発生する場合があります。どの程度の支払いが必要なのか、そもそも支払いが発生するのかどうか、わからないところも多いでしょう。そ...
2024-04-23
親から土地を相続した際、小規模宅地等の特例を利用すれば相続税を大幅に軽減できます。しかし特例には適用要件が定められており、誰しもが使えるわけではない点に注意が必要です。そこで今回は、小規模宅地等の特例の概要や適用要件...
2024-04-16
親から、子どもへ財産を引き継ぐ方法としてまずイメージするのは、「相続」である方が多いでしょう。しかし、財産を相続する際には相続税がかかることから、「贈与」の際にかかる贈与税とどちらが良いのか悩んでいる方もいらっしゃる...
2024-07-16
不動産を相続する予定がある場合、相続について調べるなかで、さまざまな手続きがあってややこしいと感じる方も少なくないかと思います。また、数多くある手続きにはそれぞれ期限があるため、なかなか把握しづらいという方もいらっし...
2024-07-09
不動産相続をする予定がある場合、相続について調べるなかで「配偶者居住権」という言葉を目にする方も少なくないかと思います。しかし、「配偶者居住権って何?条件はあるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。...
2024-06-25
原則として、不動産を売却できるのは家の名義人に限られています。それでは親が亡くなった、あるいは認知症になって判断能力がないなどの場合に親名義の空き家を売却するにはどうしたら良いのでしょうか。そこで今回は、親名義の空き...
2024-05-07